ドローン国家資格は独学とスクールどっちが安い?費用・ルートを比較

ドローンの国家資格(無人航空機操縦者技能証明)を取るには、実地試験も含めてすべて指定試験機関で直接受験する「独学ルート」と、登録講習機関(ドローンスクール)で講習を受けて実地試験を免除してもらう「スクールルート」の2通りがあります。国の基準・各校の公開情報・受験料の一覧から、費用とルートを比較しました。

最終更新:2026年9月3日

ご利用にあたって:本ページおよびアプリ「ドローンウカール」は、政府・国土交通省・指定試験機関(一般財団法人日本海事協会)のいずれとも関係のない、個人開発の非公式サイト・アプリです。試験日程・手数料・申込方法などの正式な情報は、必ず国土交通省「無人航空機操縦者技能証明等」および無人航空機操縦士試験案内サイト(指定試験機関)をご確認ください。本ページの記載内容は執筆時点の公開情報をもとにしており、内容の正確性・最新性を保証するものではありません。

1取得ルートは2つ

独学・スクール自習ルート

登録講習機関に通わず、学科試験・実地試験のどちらも指定試験機関(一般財団法人日本海事協会)で直接受験するルートです。

  • 実地試験:別途受験が必要
  • 費用感:受験料のみで比較的安い
  • 期間感:自分のペースで進められる

メリット

  • 講習料金がかからず、受験料だけで済む
  • 自分の都合に合わせてスケジュールを組める

デメリット

  • 実地試験に必要な操縦技能を自力で身につける必要がある(練習機体・練習場所の確保が必要)
  • 実地試験が不合格になると、その都度受験料がかかる

登録講習機関ルート

国土交通省に登録された講習機関(ドローンスクール)で学科講習・実地講習を受け、修了審査に合格すると実地試験が免除されます。学科試験は原則免除されず、指定試験機関で別途受験します。

  • 実地試験:修了審査に合格すれば免除
  • 費用感:受講料がかかる(二等・初学者で目安23万〜38万円程度)
  • 期間感:スクールの日程に合わせて数日〜数週間

メリット

  • 実地試験が免除される(修了審査のみでよい)
  • 講師の指導のもとで、安全に操縦技能を習得できる
  • カリキュラムが体系化されており、未経験でも進めやすい

デメリット

  • 受講料がかかる(独学ルートより総費用は高くなりやすい)
  • 講習の日程・会場にスケジュールを合わせる必要がある

出典:無人航空機操縦士試験案内サイト(指定試験機関・一般財団法人日本海事協会)https://ua-remote-pilot-exam.com/ /国土交通省「登録講習機関の登録等に関する取扱要領」

2講習時間の目安(国の基準)

登録講習機関が最低限確保しなければならない学科講習の時間数です。

コース学科講習時間(内訳)
二等・初学者向け講習学科 合計10時間以上
操縦者の心構え・関係規則:3時間以上 / 無人航空機のシステム:3.5時間以上 / 操縦者の行動規範・運航体制:2時間以上 / 運航上のリスク管理:1.5時間以上
二等・経験者向け講習学科 合計4時間以上
操縦者の心構え・関係規則:1時間以上 / 無人航空機のシステム:1.5時間以上 / 操縦者の行動規範・運航体制:1時間以上 / 運航上のリスク管理:0.5時間以上
一等・初学者向け講習学科 合計18時間以上
操縦者の心構え・関係規則:3時間以上 / 無人航空機のシステム:5時間以上 / 操縦者の行動規範・運航体制:6時間以上 / 運航上のリスク管理:4時間以上
一等・経験者向け講習学科 合計9時間以上
操縦者の心構え・関係規則:1時間以上 / 無人航空機のシステム:2時間以上 / 操縦者の行動規範・運航体制:4時間以上 / 運航上のリスク管理:2時間以上

出典:登録講習機関の教育の内容の基準等を定める告示(令和4年国土交通省告示第951号)別表第一 https://www.mlit.go.jp/common/001510312.pdf

3各校の公開情報(例・目安)

各登録講習機関の公式サイトに掲載されている情報をもとにした、2026年7月時点の参考値です。コース内容・時間数・料金は変更される場合があるため、最新の内容は必ず各校の公式サイトでご確認ください。

スクールコース学科/実地受講料
楽天ドローンアカデミー二等・初学者コース学科10時間(オンライン)/実地12時間(修了審査前対策2時間を含む)288,000円
楽天ドローンアカデミー一等・初学者コース学科18時間以上(オンライン)/実地50時間以上698,000円
JULCドローンスクール二等・初学者コース(基本)学科10時間/実地11時間+修了審査1時間363,000円(+入学金16,500円)
JULCドローンスクール二等・経験者コース(基本)学科4時間/実地2時間+修了審査1時間112,200円(+入学金16,500円)
日本ドローン機構二等・初学者コース(基本)学科10時間以上/実地10時間以上231,000円
日本ドローン機構二等・経験者コース(基本)国の基準は4時間以上/実地4時間以上99,000円
KFJドローンスクール二等コース(基本・短期/オールインワン)学科(オンライン受講)/実技講習+修了審査230,000円
MSGドローンスクール一等・初学者コース学科18時間/実地50時間+修了審査673,200円
MSGドローンスクール一等・経験者コース学科10時間/実地10時間+修了審査242,000円

4費用の目安

項目金額備考
学科試験受験料(二等)8,800円非課税。指定試験機関(一般財団法人日本海事協会)に支払う受験料
学科試験受験料(一等)9,900円非課税
実地試験受験料(二等・回転翼マルチ基本)20,400円登録講習機関を使わず、指定試験機関で実技を直接受験する場合。限定区分により金額が異なる
実地試験受験料(一等・回転翼マルチ基本)22,200円同上
登録講習機関 二等・初学者コース(目安)約23万〜38万円スクールにより幅あり(学科・実地講習込み)。修了すれば実地試験が免除される。複数校の公開情報から集計
登録講習機関 二等・経験者コース(目安)約10万〜17万円二等以上の飛行経験がある場合の短縮コース。複数校の公開情報から集計
登録講習機関 一等・初学者コース(目安)約65万〜70万円学科18時間以上・実地50時間程度が標準的。確認できた2校の公開情報から集計
登録講習機関 一等・経験者コース(参考)約24万円〜確認できた事例が少ないため、複数校での比較を推奨
身体検査(書類での受検)5,200円指定試験機関の公表額・非課税
身体検査(会場での受検)19,900円指定試験機関の公表額・非課税
技能証明書の交付手数料(新規)3,000円国土交通省の公表額(更新・再交付・限定変更は2,850円)
登録免許税(一等のみ・新規交付時)3,000円一等技能証明の新規交付時のみ課税。二等・更新時は課税されない

実地試験の限定区分別・参考額(回転翼マルチ・基本以外)

5ルート別の総額イメージ

学科試験・実地試験(または講習)・身体検査・交付手数料をあわせた目安です。実地試験は回転翼マルチローター(基本)の受験料で計算しています。

ルート総額目安内訳
二等・独学約37,400円〜
+練習機材・場所代
学科8,800+実地20,400+身体検査(書類)5,200+交付3,000
二等・スクール初学者約25万〜40万円講習約23万〜38万+学科8,800+身体検査5,200+交付3,000(実地試験は免除)
一等・独学約43,300円〜
+練習機材・場所代
学科9,900+実地22,200+身体検査(書類)5,200+交付3,000+登録免許税3,000
一等・スクール初学者約67万〜72万円講習約65万〜70万+学科9,900+身体検査5,200+交付3,000+登録免許税3,000

出典:無人航空機操縦士試験案内サイト「技能証明試験の種別・手数料」https://ua-remote-pilot-exam.com/certificate/ /国土交通省「無人航空機操縦者技能証明書の交付手数料額」https://www.mlit.go.jp/koku/content/001572203.pdf

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