ドローン国家資格 二等 学科試験の練習問題20問【無料・全問解説つき】

ドローン国家資格の一問一答を20問そろえました。すべてに解説をつけています。答えは各問の「答えと解説を見る」を押すとその場で開きます。

最終更新:2026年8月9日

ご利用にあたって:本ページおよびアプリ「ドローンウカール」は、政府・試験実施機関のいずれとも関係のない、個人開発の非公式サイト・アプリです。 掲載しているのは過去問ではなく、公的機関の公表資料をもとに当方が作成したオリジナル問題です。 実際の試験の出題内容・形式・基準は、必ず試験実施機関の公式発表をご確認ください。

この20問について

  1. アプリに収録している問題からの見本です。アプリ本体には、同じ形式の問題を科目ごとにひととおり収録しています。
  2. 科目がかたよらないように選んでいます(各科目の先頭から順ぐりに取得)。得意・不得意のあたりをつける用途に向いています。
  3. 解説は「なぜ他の肢が違うのか」まで書いています。1問で複数の論点を回収できるようにするためです。

問1操縦知識と緊急時対応・パフォーマンス

回転翼航空機(マルチローター)の離陸直後、対地高度が低いときに吹きおろしの気流が地面付近に滞留して揚力が増す現象として正しいものはどれか。

  1. 地面効果
  2. ボルテックス・リング・ステート
  3. コリオリ効果
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正解:1

離陸直後から対地高度がおおむね1m程度までの間は、回転翼からの吹きおろしの気流が地面付近に滞留して揚力が増す「地面効果」が生じやすく、離着陸時の機体挙動に影響する。

出典の該当箇所:5.2 離着陸時の操作(回転翼航空機)

問2操縦者の行動規範と運航体制

特定飛行を行おうとする者が、あらかじめ行わなければならない手続として最も適切なものはどれか。

  1. 飛行の日時・経路等を記載した飛行計画を、DIPS等を通じて国土交通大臣に通報すること
  2. 飛行を行うたびに、あらかじめ最寄りの警察署へ電話で飛行の日時と経路を届け出ること
  3. 特定飛行の終了後に、その飛行結果をまとめた書面を国土交通省へ郵送により提出すること
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正解:1

特定飛行を行う際は、飛行日時・経路等を記載した飛行計画を、あらかじめDIPS(ドローン情報基盤システム)等を通じて国土交通大臣に通報する義務がある。警察署への届出や事後の郵送報告は法令上の手続ではない。

出典の該当箇所:第5章 操縦者の行動規範及び遵守事項

問3機体の種類と飛行原理

マルチローター式の無人航空機の構造上の特徴として最も適切なものはどれか。

  1. 固定ピッチのローターを複数用いる比較的単純な構造で、部品点数が少ない
  2. 主翼で揚力を発生させ、水平方向への滑走をともなって離陸する
  3. 単一の大径ローターとテールローターの組み合わせで揚力と姿勢制御を両立する
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正解:1

マルチローターは固定ピッチローターと電気モーターを複数組み合わせた比較的単純な構造で可動部品が少なく、飛行機のような滑走や、ヘリコプターのようなテールローター機構を必要としない。

出典の該当箇所:教則 4.1 無人航空機の機体の特徴(機体種類別)

問4機体システムと要素技術

無人航空機のフライトコントロールシステム(FC)の役割の説明として最も適切なものはどれか。

  1. 各種センサーや送信機からの情報を統合し、機体を制御するための信号を生成すること
  2. GNSS等の人工衛星から受信した機体の位置情報を記録することに特化し、他の情報は扱わないこと
  3. 組み立て済みの部品を送信機の操作を用いずに自動搬送し、機体として自動的に組み立てること
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正解:1

フライトコントロールシステムは、ジャイロセンサーや加速度センサー、GNSS受信機、送信機からの操縦情報などを統合的に処理し、モーターの回転数を調整する信号を生成して機体の姿勢や飛行を制御する中枢部である。

出典の該当箇所:無人航空機のシステム/機体の構成

問5気象の基礎知識

地表付近を吹く風が、同じ気圧配置のもとでも上空を吹く風より弱くなりやすい主な理由として最も適切なものはどれか。

  1. 地表面や建物・樹木などとの摩擦により風のエネルギーが失われるため
  2. 地表付近は気温が上空より高く、空気が膨張して風速が落ちるため
  3. 地表付近は気圧が上空より低く、風を生む力そのものが弱いため
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正解:1

地表付近の風は、地面や建物・樹木などとの摩擦によってエネルギーが奪われるため、遮蔽物の少ない上空の風より弱くなる傾向がある。高度が上がるほど摩擦の影響は小さくなり風速は増しやすいため、上昇時には地上の観測値より強い風を受ける可能性を考慮する必要がある。

出典の該当箇所:教則6.2 気象の基礎知識及び気象情報を基にしたリスク評価及び運航の計画の立案

問6航空法規①(航空法全般・登録制度)

無人航空機操縦者技能証明に係る学科試験を実施する指定試験機関として正しいものはどれか。

  1. 一般財団法人日本海事協会
  2. 国土交通省航空局
  3. 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所
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正解:1

無人航空機操縦者技能証明の学科試験は、国土交通大臣から指定を受けた指定試験機関である一般財団法人日本海事協会がCBT方式で実施している。国土交通省航空局は制度を所管する行政機関であり、試験そのものの実施主体ではない。

出典の該当箇所:学科試験のご案内(指定試験機関サイト)

問7航空法規②(禁止空域・電波法等)

100g未満の機体(模型航空機)に対する規制の説明として正しいものはどれか。

  1. 小型無人機等飛行禁止法は機体の大きさ・重さにかかわらず適用され、緊急用務空域での飛行も禁止される
  2. 100g未満であれば航空法その他の法令のいかなる規制も受けず、場所を問わず自由に飛行させることができる
  3. 100g未満の機体にも、100g以上の機体と同様に機体登録と技能証明の取得が義務付けられている
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正解:1

100g未満の機体は航空法上の「無人航空機」ではなく模型航空機として扱われ、機体登録・技能証明・DID上空等の特定飛行の規制は適用されない。ただし小型無人機等飛行禁止法は大きさ・重さにかかわらず適用され、緊急用務空域での飛行禁止や、空港等の周辺・一定高度以上の空域での飛行の制限は模型航空機にも及ぶ。「100g未満なら何の規制もない」わけではない。

出典の該当箇所:模型航空機の扱い

問8運航リスク管理

特定飛行において、飛行領域の周囲に立入管理措置を講じて無人地帯とする際に加える「危険半径」の考え方として最も適切なものはどれか。

  1. 飛行高度と同じ数値又は30mのいずれか長い方を飛行領域に加える
  2. 飛行高度の2倍の数値又は50mのいずれか長い方を飛行領域の周囲に加えること
  3. 危険半径は機体の重量区分に応じて、国土交通省が個々の機種ごとに個別指定する
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正解:1

教則では、飛行領域に高度と同じ数値又は30mのいずれか長い方を危険半径として加え、立入管理措置を講じた無人地帯とした上で飛行することとされている。

問9操縦知識と緊急時対応・パフォーマンス

回転翼航空機(マルチローター)を垂直方向に降下させる際、吹きおろした空気が再び吸い込まれて急激に揚力を失う現象への対策として教則が示す操作はどれか。

  1. スロットルを完全に停止する
  2. 水平方向の移動を合わせて行う
  3. 機体を垂直に急上昇させる
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正解:2

垂直降下時は回転翼の上下で空気が再循環し急激に揚力を失う「ボルテックス・リング・ステート」が起こりうるため、水平方向の移動を合わせて操作することが墜落防止対策になるとされる。

出典の該当箇所:5.2 離着陸時の操作(回転翼航空機)

問10操縦者の行動規範と運航体制

特定飛行を行うにあたり、飛行計画の通報を行わずに飛行させた場合の罰則として正しいものはどれか。

  1. 5万円以下の罰金
  2. 30万円以下の罰金
  3. 1年以下の拘禁刑
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正解:2

飛行計画の通報を行わずに特定飛行を行った場合、航空法の規定により30万円以下の罰金が科される。通報義務は特定飛行を行う者に課された事前手続であり、履行しない場合は罰則の対象となる。

出典の該当箇所:第5章 操縦者の行動規範及び遵守事項

問11機体の種類と飛行原理

飛行機(固定翼機)が「失速」に陥った場合の危険性の説明として適切なものはどれか。

  1. ローターの回転が停止し、機体が即座に垂直落下する
  2. 舵面を操作しても機体の姿勢を制御できなくなり、極めて危険な状態になる
  3. テールローターの推力が失われることで、機体が制御不能なまま水平方向に激しく回転し続け、着陸まで止まらなくなる
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正解:2

迎角が過大になり翼面から気流が剥離すると失速に陥り、舵の効きが失われて姿勢制御ができなくなる極めて危険な状態になる。他の選択肢は回転翼機に関する現象であり飛行機の失速の説明ではない。

出典の該当箇所:教則 4.1 無人航空機の機体の特徴(機体種類別)

問12機体システムと要素技術

無人航空機に搭載されるジャイロセンサーが検出する物理量として正しいものはどれか。

  1. 機体周辺の気圧の変化を検出する物理量
  2. 単位時間あたりの回転角度の変化(角速度)
  3. 受信機が捉える操縦用電波の強さを表す物理量
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正解:2

ジャイロセンサーは単位時間あたりの回転角度の変化、すなわち角速度を検出する装置であり、風などにより機体が傾いたときの傾きや向きの変化をフライトコントロールシステムに伝える役割を持つ。

出典の該当箇所:無人航空機のシステム/機体の構成

問13気象の基礎知識

無人航空機の運航に影響を与える「突風(ガスト)」に関する説明として最も適切なものはどれか。

  1. 一日を通してほぼ一定の強さで吹き続ける風であり、平均風速と数値がほぼ一致する
  2. 平均的な風速に対して短時間だけ急激に強まる風であり、機体の姿勢を乱す要因となる
  3. 地形や建物の影響で生じるため、平坦に開けた場所ではほとんど発生しない風である
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正解:2

突風は平均風速に対して短時間だけ急に強まる風で、瞬間的な機体姿勢の乱れや制御の乱れを招くリスクがある。地表・上空を問わず発生し、地形や周辺の建物の影響で局地的に強まることもあるため、飛行判断時に注意すべき気象要素である。

出典の該当箇所:教則6.2 気象の基礎知識及び気象情報を基にしたリスク評価及び運航の計画の立案

問14航空法規①(航空法全般・登録制度)

航空法上「無人航空機」として規制の対象となる機体の重量要件として正しいものはどれか。

  1. 200g以上の機体
  2. 100g以上の機体
  3. 重量にかかわらずすべての遠隔操作機体
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正解:2

航空法における無人航空機は、構造上人が乗れず遠隔操作・自動操縦により飛行できるもののうち100g以上の重量を有するものを指す。100g未満のものは模型航空機として扱われ、航空法上の無人航空機規制の対象外となる。

出典の該当箇所:無人航空機の定義

問15航空法規②(禁止空域・電波法等)

無人航空機操縦者技能証明の学科試験に合格したのち、実地試験を受験できる有効期間として正しいものはどれか。

  1. 2年間
  2. 1年間
  3. 5年間
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正解:1

学科試験の合格には2年間の有効期間があり、この期間内に実地試験(または技能証明の交付手続き)を完了する必要がある。有効期間を過ぎると学科試験からの受け直しが必要になるため、学習計画を立てる際に留意すべき点である。

出典の該当箇所:無人航空機の操縦者技能証明等

問16運航リスク管理

無人航空機の飛行の逸脱を防止するための対策として教則が挙げている組み合わせとして適切なものはどれか。

  1. 操縦者を2名体制にして相互に監視することとし、機体側の技術的対策は補助的に位置づけること
  2. ジオフェンス機能による飛行禁止空域の設定と、センサによる周囲の障害物の認識・回避
  3. 機体を目立つ色に塗装して視認性を高めることを主たる逸脱防止策とすること
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正解:2

飛行の逸脱防止には、ジオフェンス機能で飛行禁止空域を設定することと、機体に取り付けたセンサで周囲の障害物を認識・回避する衝突防止機能の活用が有効とされている。

問17操縦知識と緊急時対応・パフォーマンス

回転翼航空機(マルチローター)の飛行において、緊急時に操縦者へ求められる操作として正しいものはどれか。

  1. GNSSの異常を感知した時点で自動操縦アプリケーションへ即座に切り替える操作
  2. ローター回転数を最大の状態に固定したまま何も操作せずに待機し続ける操作
  3. 方位センサやGNSS受信機などのセンサ類に頼らない手動操作によるホバリング
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正解:3

回転翼航空機は方位センサ・地磁気センサ・GNSS受信機・気圧センサ等を用いて安定性を確保しているが、緊急時にはこれらセンサ類に頼らない手動操作によるホバリングが求められる。

出典の該当箇所:5.2 離着陸時の操作(回転翼航空機)

問18操縦者の行動規範と運航体制

無人航空機の飛行日誌を構成する記録として、正しい組み合わせはどれか。

  1. 飛行計画書・許可書・保険証券
  2. 操縦者名簿・機体登録証・技能証明書の写し
  3. 飛行記録・日常点検記録・点検整備記録
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正解:3

飛行日誌は、1飛行ごとの実績を記す飛行記録、飛行前に行う日常点検の結果を記す日常点検記録、定期的な点検整備・修理・改造の内容を記す点検整備記録の3種類の記録で構成される。

出典の該当箇所:第5章 操縦者の行動規範及び遵守事項

問19機体の種類と飛行原理

飛行機(固定翼機)がエンジン推力を喪失した場合の一般的な挙動として適切なものはどれか。

  1. 直ちに失速し、そのまま垂直に落下する
  2. ローターがオートローテーション状態に入り、緩やかに降下する
  3. 揚力を保ちながら滑空を続け、ある程度の距離を飛行できる
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正解:3

飛行機は主翼で揚力を発生させる構造のため、推力を失っても速度と迎角を保てば滑空して飛行を継続でき、これは固定翼機ならではの利点である。オートローテーションは回転翼機特有の現象である。

出典の該当箇所:教則 4.1 無人航空機の機体の特徴(機体種類別)

問20機体システムと要素技術

無人航空機に搭載される加速度センサーの機能に関する説明として最も適切なものはどれか。

  1. 地磁気の向きを検出して機首方位を決定する機能であり、並進運動や速度の変化量は検出しない
  2. 機体から発せられる音の大きさを検出する
  3. 直交する3軸方向の並進運動(速度の変化量)を検出する
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正解:3

加速度センサーは直交する3軸方向の並進運動、すなわち機体の速度の変化量を検出する装置であり、ジャイロセンサーと組み合わせて機体の姿勢制御に利用される。

出典の該当箇所:無人航空機のシステム/機体の構成

続きはアプリで

ここに載せたのはごく一部です。ドローンウカールでは、分野別の演習・本番形式の模擬試験・間違えた問題の復習まで、1つのアプリで進められます。

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