問1操縦知識と緊急時対応・パフォーマンス
回転翼航空機(マルチローター)の離陸直後、対地高度が低いときに吹きおろしの気流が地面付近に滞留して揚力が増す現象として正しいものはどれか。
- 地面効果
- ボルテックス・リング・ステート
- コリオリ効果
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正解:1
離陸直後から対地高度がおおむね1m程度までの間は、回転翼からの吹きおろしの気流が地面付近に滞留して揚力が増す「地面効果」が生じやすく、離着陸時の機体挙動に影響する。
出典の該当箇所:5.2 離着陸時の操作(回転翼航空機)
ドローン国家資格の一問一答を20問そろえました。すべてに解説をつけています。答えは各問の「答えと解説を見る」を押すとその場で開きます。
最終更新:2026年8月9日
問1操縦知識と緊急時対応・パフォーマンス
回転翼航空機(マルチローター)の離陸直後、対地高度が低いときに吹きおろしの気流が地面付近に滞留して揚力が増す現象として正しいものはどれか。
正解:1
離陸直後から対地高度がおおむね1m程度までの間は、回転翼からの吹きおろしの気流が地面付近に滞留して揚力が増す「地面効果」が生じやすく、離着陸時の機体挙動に影響する。
出典の該当箇所:5.2 離着陸時の操作(回転翼航空機)
問2操縦者の行動規範と運航体制
特定飛行を行おうとする者が、あらかじめ行わなければならない手続として最も適切なものはどれか。
正解:1
特定飛行を行う際は、飛行日時・経路等を記載した飛行計画を、あらかじめDIPS(ドローン情報基盤システム)等を通じて国土交通大臣に通報する義務がある。警察署への届出や事後の郵送報告は法令上の手続ではない。
出典の該当箇所:第5章 操縦者の行動規範及び遵守事項
問3機体の種類と飛行原理
マルチローター式の無人航空機の構造上の特徴として最も適切なものはどれか。
正解:1
マルチローターは固定ピッチローターと電気モーターを複数組み合わせた比較的単純な構造で可動部品が少なく、飛行機のような滑走や、ヘリコプターのようなテールローター機構を必要としない。
出典の該当箇所:教則 4.1 無人航空機の機体の特徴(機体種類別)
問4機体システムと要素技術
無人航空機のフライトコントロールシステム(FC)の役割の説明として最も適切なものはどれか。
正解:1
フライトコントロールシステムは、ジャイロセンサーや加速度センサー、GNSS受信機、送信機からの操縦情報などを統合的に処理し、モーターの回転数を調整する信号を生成して機体の姿勢や飛行を制御する中枢部である。
出典の該当箇所:無人航空機のシステム/機体の構成
問5気象の基礎知識
地表付近を吹く風が、同じ気圧配置のもとでも上空を吹く風より弱くなりやすい主な理由として最も適切なものはどれか。
正解:1
地表付近の風は、地面や建物・樹木などとの摩擦によってエネルギーが奪われるため、遮蔽物の少ない上空の風より弱くなる傾向がある。高度が上がるほど摩擦の影響は小さくなり風速は増しやすいため、上昇時には地上の観測値より強い風を受ける可能性を考慮する必要がある。
出典の該当箇所:教則6.2 気象の基礎知識及び気象情報を基にしたリスク評価及び運航の計画の立案
問6航空法規①(航空法全般・登録制度)
無人航空機操縦者技能証明に係る学科試験を実施する指定試験機関として正しいものはどれか。
正解:1
無人航空機操縦者技能証明の学科試験は、国土交通大臣から指定を受けた指定試験機関である一般財団法人日本海事協会がCBT方式で実施している。国土交通省航空局は制度を所管する行政機関であり、試験そのものの実施主体ではない。
出典の該当箇所:学科試験のご案内(指定試験機関サイト)
問7航空法規②(禁止空域・電波法等)
100g未満の機体(模型航空機)に対する規制の説明として正しいものはどれか。
正解:1
100g未満の機体は航空法上の「無人航空機」ではなく模型航空機として扱われ、機体登録・技能証明・DID上空等の特定飛行の規制は適用されない。ただし小型無人機等飛行禁止法は大きさ・重さにかかわらず適用され、緊急用務空域での飛行禁止や、空港等の周辺・一定高度以上の空域での飛行の制限は模型航空機にも及ぶ。「100g未満なら何の規制もない」わけではない。
出典の該当箇所:模型航空機の扱い
問8運航リスク管理
特定飛行において、飛行領域の周囲に立入管理措置を講じて無人地帯とする際に加える「危険半径」の考え方として最も適切なものはどれか。
正解:1
教則では、飛行領域に高度と同じ数値又は30mのいずれか長い方を危険半径として加え、立入管理措置を講じた無人地帯とした上で飛行することとされている。
問9操縦知識と緊急時対応・パフォーマンス
回転翼航空機(マルチローター)を垂直方向に降下させる際、吹きおろした空気が再び吸い込まれて急激に揚力を失う現象への対策として教則が示す操作はどれか。
正解:2
垂直降下時は回転翼の上下で空気が再循環し急激に揚力を失う「ボルテックス・リング・ステート」が起こりうるため、水平方向の移動を合わせて操作することが墜落防止対策になるとされる。
出典の該当箇所:5.2 離着陸時の操作(回転翼航空機)
問10操縦者の行動規範と運航体制
特定飛行を行うにあたり、飛行計画の通報を行わずに飛行させた場合の罰則として正しいものはどれか。
正解:2
飛行計画の通報を行わずに特定飛行を行った場合、航空法の規定により30万円以下の罰金が科される。通報義務は特定飛行を行う者に課された事前手続であり、履行しない場合は罰則の対象となる。
出典の該当箇所:第5章 操縦者の行動規範及び遵守事項
問11機体の種類と飛行原理
飛行機(固定翼機)が「失速」に陥った場合の危険性の説明として適切なものはどれか。
正解:2
迎角が過大になり翼面から気流が剥離すると失速に陥り、舵の効きが失われて姿勢制御ができなくなる極めて危険な状態になる。他の選択肢は回転翼機に関する現象であり飛行機の失速の説明ではない。
出典の該当箇所:教則 4.1 無人航空機の機体の特徴(機体種類別)
問12機体システムと要素技術
無人航空機に搭載されるジャイロセンサーが検出する物理量として正しいものはどれか。
正解:2
ジャイロセンサーは単位時間あたりの回転角度の変化、すなわち角速度を検出する装置であり、風などにより機体が傾いたときの傾きや向きの変化をフライトコントロールシステムに伝える役割を持つ。
出典の該当箇所:無人航空機のシステム/機体の構成
問13気象の基礎知識
無人航空機の運航に影響を与える「突風(ガスト)」に関する説明として最も適切なものはどれか。
正解:2
突風は平均風速に対して短時間だけ急に強まる風で、瞬間的な機体姿勢の乱れや制御の乱れを招くリスクがある。地表・上空を問わず発生し、地形や周辺の建物の影響で局地的に強まることもあるため、飛行判断時に注意すべき気象要素である。
出典の該当箇所:教則6.2 気象の基礎知識及び気象情報を基にしたリスク評価及び運航の計画の立案
問14航空法規①(航空法全般・登録制度)
航空法上「無人航空機」として規制の対象となる機体の重量要件として正しいものはどれか。
正解:2
航空法における無人航空機は、構造上人が乗れず遠隔操作・自動操縦により飛行できるもののうち100g以上の重量を有するものを指す。100g未満のものは模型航空機として扱われ、航空法上の無人航空機規制の対象外となる。
出典の該当箇所:無人航空機の定義
問15航空法規②(禁止空域・電波法等)
無人航空機操縦者技能証明の学科試験に合格したのち、実地試験を受験できる有効期間として正しいものはどれか。
正解:1
学科試験の合格には2年間の有効期間があり、この期間内に実地試験(または技能証明の交付手続き)を完了する必要がある。有効期間を過ぎると学科試験からの受け直しが必要になるため、学習計画を立てる際に留意すべき点である。
出典の該当箇所:無人航空機の操縦者技能証明等
問16運航リスク管理
無人航空機の飛行の逸脱を防止するための対策として教則が挙げている組み合わせとして適切なものはどれか。
正解:2
飛行の逸脱防止には、ジオフェンス機能で飛行禁止空域を設定することと、機体に取り付けたセンサで周囲の障害物を認識・回避する衝突防止機能の活用が有効とされている。
問17操縦知識と緊急時対応・パフォーマンス
回転翼航空機(マルチローター)の飛行において、緊急時に操縦者へ求められる操作として正しいものはどれか。
正解:3
回転翼航空機は方位センサ・地磁気センサ・GNSS受信機・気圧センサ等を用いて安定性を確保しているが、緊急時にはこれらセンサ類に頼らない手動操作によるホバリングが求められる。
出典の該当箇所:5.2 離着陸時の操作(回転翼航空機)
問18操縦者の行動規範と運航体制
無人航空機の飛行日誌を構成する記録として、正しい組み合わせはどれか。
正解:3
飛行日誌は、1飛行ごとの実績を記す飛行記録、飛行前に行う日常点検の結果を記す日常点検記録、定期的な点検整備・修理・改造の内容を記す点検整備記録の3種類の記録で構成される。
出典の該当箇所:第5章 操縦者の行動規範及び遵守事項
問19機体の種類と飛行原理
飛行機(固定翼機)がエンジン推力を喪失した場合の一般的な挙動として適切なものはどれか。
正解:3
飛行機は主翼で揚力を発生させる構造のため、推力を失っても速度と迎角を保てば滑空して飛行を継続でき、これは固定翼機ならではの利点である。オートローテーションは回転翼機特有の現象である。
出典の該当箇所:教則 4.1 無人航空機の機体の特徴(機体種類別)
問20機体システムと要素技術
無人航空機に搭載される加速度センサーの機能に関する説明として最も適切なものはどれか。
正解:3
加速度センサーは直交する3軸方向の並進運動、すなわち機体の速度の変化量を検出する装置であり、ジャイロセンサーと組み合わせて機体の姿勢制御に利用される。
出典の該当箇所:無人航空機のシステム/機体の構成
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